中公文庫
ウィリアム・モリス - ラディカル・デザインの思想 (改版)

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  • サイズ A6判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122054462
  • NDC分類 750.233
  • Cコード C1123

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Daring

4
モリスは今日デザイナーといわれる人々の仕事のほぼすべての領域に渡る実作者であったと筆者は論じる。単に過去の芸術に回帰するのではなく、芸術の使命を視認しながら機械の時代を受け入れたという視点がアール・ヌーボーには取り入れられている。デザインと労働の分業の関係についての批判に対して、筆者は柳宗悦を引き、手仕事のたのしみや複雑性の重要性を挙げ、モリスの工房で職人の自発性を大切にしたという事実を重視する。モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動と社会主義との関係についてはもう少し整理された議論が必要であろう。2015/03/13

荒野の狼

0
本書は小野二郎の「ウィリアム・モリス」(1973年中公新書)に文庫版での追補も含む28ページの参考文献、関係年表、著作リスト(英語のみ)、妻の小野悦子の「ケルムスコット・プレスの設立まで」の章を加えた(1992年初版本)2011年の改版。第一章は難解なので、第二章から読むことを勧めたい。第4章と5章で芸術と彼の社会・哲学思想が解説され優れている。2020/04/18

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