内容説明
長屋の熊さんと恋女房の夫婦喧嘩、大工の棟梁が因業大家を懲らしめる啖呵、吉原の花魁と客との丁々発止のかけひき…古今の名作、傑作、珍品の中から日常生活で使ってほしい「落語のことば」を選び出し、背景にある文化、歴史、エピソードと共に紹介。
目次
第1章 痛快なことば
第2章 愛嬌のあることば
第3章 粋なことば
第4章 すっとぼけたことば
第5章 色っぽいことば
第6章 不思議なことば
著者等紹介
長井好弘[ナガイヨシヒロ]
1955年、東京・深川新大橋生まれ。読売新聞東京本社編集委員。寄席演芸、古典芸能、旅、食、映像ソフトなど、「大人の遊び」のアレコレを書き続けている。よみうり時事川柳・五代目選者、都民寄席実行委員、浅草芸能大賞専門審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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siqnus
2
洒落た江戸っ子の言葉の紹介。コンパクトにまとめられ過ぎていてもっと物語のこと知りたいなぁって思ったけど落語への興味が増したし面白かった。でも落語の言葉は使うことはないと思うw2011/01/02
ハチ15
1
中公文庫より 長井好弘:著 「使ってみたい落語のことば」 落語に出てくるセリフ→解説→使い方。 このローテーションで、いろんな落語のセリフを紹介してくださっている本です。 日本語って、平仮名46個、片仮名46個、漢字たくさん。 覚える言葉がこんなに多いのは、他言語にはなかなか見られませんよね。その分、深みのある言語だと思います。 それに、 噺家さんの頭の回転の速さ、言葉遣い、語調やテンポが加わって、落語ができあがる。 言葉を紡ぐ噺家さんの才能は、羨ましい限りです。2023/12/31
ナンさん
1
落語の韻を太文字で書いてあり落語のてんぽで読める上に現代語で江戸言葉を詳しく書いてある良書。 読んでいて思わず笑ってしまった?2017/12/16