中公文庫
文壇よもやま話〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122054028
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1195

内容説明

昭和三十四~六年にNHKで放送された人気番組の活字化。聞き手を池島信平と嶋中鵬二がつとめ、終始寛いだ雰囲気のなか、文壇今昔話や創作裏話が惜しみなく語られる。

目次

佐藤春夫の巻
石坂洋次郎の巻
瀧井孝作の巻
中山義秀の巻
野上彌生子の巻
谷崎潤一郎の巻
獅子文六の巻
川端康成の巻
井上靖の巻
室生犀生の巻
舟橋聖一の巻
大佛次郎の巻

著者等紹介

池島信平[イケジマシンペイ]
1909年(明治42)、東京に生まれる。33年(昭和8)、東京帝国大学文学部西洋史学科を卒業し、文藝春秋に入社。「話」「現地報告」の編集に従事、43年(昭和18)、満洲文藝春秋に出向、翌年帰国して「文藝春秋」編集長在職中に横須賀海兵団に入団した。戦後、復社して、46年、佐佐木茂索を社長に文藝春秋新社を興し(66年、文藝春秋に改名)、編集局長、のち社長となる。良識ある編集活動によって広く世の支持を受けた。1973年(昭和48)、逝去

嶋中鵬二[シマナカホウジ]
1923年(大正12)、東京に生まれる。47年(昭和22)、東京帝国大学文学部独文科卒業。明治大学、東洋大学のドイツ文学講師などを経て、48年(昭和23)、中央公論社入社。49年(昭和24)1月、父嶋中雄作社長の死後、社長となる。「中央公論」「婦人公論」編集長、出版部長などを兼任し、辣腕をふるう。94年(平成6)より、代表取締役会長となる。1997年(平成9)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

0
j048、文壇から作家らを呼ぶNHKラジオ、戦後しばらくのインタビューをまとめた本の後半。いささな乱脈な呼び方のように言われていたもののちょくちょく文藝春秋の池島さんが菊池寛の話を聞き出そうとし、たまに中央公論の嶋中さんが父親の代の話をするので…まあうん、だいたいの呼んだ法則はわかりました(前の社長と当時の社長)。というか嶋中さんのお父さん、「作家が雑誌を立ち上げた」文藝春秋に反感持ってたのね…そのわりには仲いいよねこの二人。しかしかなり嶋中さんのほうが年下のわりに、確かに同世代並みに落ち着いてるよな…。2019/05/07

ぱらっぱ

0
丹羽文雄や船橋聖一など文壇を支配している大物作家のいたことを思いだした。中公、文春の社長が谷間潤一郎には這いつくばっている様は時代を感じさせ、古きよき文壇隆盛時代のインタビュー集だと思う。2014/02/16

風斗碧

0
井上靖の、新聞小説だから中学生につまらない作品を描くのも嫌だし、老人が生きるのにつらくなるのも嫌だ、という姿勢が嬉しかった。まさにそう思って井上靖を読んでいたからだ。大仏次郎と室生犀星の猫話、毒舌吐かない野上弥生子、交友関係の広い佐藤春夫の話が楽しかった。2018/10/09

tkm66

0
何度か使ったが<良くは無いけどイイ時代>②2010/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1106596
  • ご注意事項