内容説明
飽食の時代に崩れゆく食卓を見つめてきた食物学者が、切っても切れない人間と食の関係を問う。有限の自然の産物を使わせてもらう、もったいないという謙虚さはどこにいったのか。独自の研究で磨かれた知性とユーモアで現代社会を喝破する、野性味あふれる警告書。
目次
食物の生態誌(われらは旧人類だ;長寿食は存在するか;寿命は伸びたか;飢えは自然の姿;子供は原始人だ ほか)
ミニ食物事典(アジ;アミ;今川焼き;イワシ;イワナ ほか)
著者等紹介
西丸震哉[ニシマルシンヤ]
1923年、東京に生まれる。東京水産大学卒業。1980年、農林水産省食品綜合研究所官能検査研究室長を辞す。食生態学者としての本職のほか、登山、探検、画家、作曲家、SF作家など多彩な活動で知られる。日本熱帯医学協会顧問、日本極地研究会、日本旅行作家協会理事、食生態学研究所所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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redbaron
12
いわゆる禁止用語がバンバン出てくるけど、胸がスカッとする文章。頭が良い人だからかしら、過激な表現にも上品さがなんとなく漂う。お役人とは信じられない過激さに、今のお役人様にも見習ってほしいところ多々あり。まあ、無理か。禁止用語なんてくだらないもの作った皆様にもぜひ一読を。過激な表現だけで売っているアホっぽい作家様にもぜひ一読を。良質な過激さをどうぞ。2016/12/23
niz001
0
内容が古いのは仕方ないとしてもえらく過激やな。今では使えない・使わない言葉もバンバン使ってるなー。2012/07/05
へべれけ軍曹
0
途中で断念。 年寄りの愚痴と思い込みと思い出話。2018/01/17