内容説明
紀元前のペルシャ戦争からフランス革命戦争に至るまで。主として地中海と大西洋を舞台とした歴史上有名な海戦と海洋戦略の変遷を、臨場感溢れる記述で活写。壮大な「海戦の歴史」前編。
目次
第1章 海洋戦略の夜明け「地中海」(海軍の源流;ペルシャ戦争;ペロポネソス戦争;巨人の時代)
第2章 陸戦主導の時代(最初の強襲上陸作戦;中世の海上紛争;海洋国家の復興;百年戦争―英国の失敗)
第3章 海洋覇権の時代(地中海から大西洋の時代へ;地中海の海洋覇権の争い;英国海峡の制海権)
第4章 欧州の軍事優勢(近代戦の始まり;二つの戦争;昏睡と大失敗の時代;「機動」主役の時代)
著者等紹介
松村劭[マツムラツトム]
1934年大阪生まれ。防衛大学卒業(2期)。陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、防衛研究所研究員、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任し、1985年退職。在職中は在日米軍との共同作戦にも携わった。専門は戦略・戦術研究、情報分析。2010年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たくりん
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世界史の中の海戦の部分をアッサリと説明しているので、流れ的には面白いが、一つ一つの闘いを詳しく知りたい方にはお勧めではないかな。2015/10/03
閑
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元自衛官という経歴から軍事の著作が多い松村氏による海戦の歴史についての本。上巻は古代からナポレオン時代直前まで。しかし著者は陸自の所属、だからなのか内容はイマイチ。シーパワーの説明、各種船の構造と特徴、海軍のドクトリン、著名な海戦の経過など必要な部分は述べてあるが説明があっさり。特に海戦の説明のはずが背景の政治事情の説明のほうが長く、肝心の海戦は勝敗だけだったり。オーパーツな亀甲船の説明など?な部分も所々見られる。三千年をこの薄さに詰め込むのは無理があったとしか言いようがない。2011/12/17
lovejoy
0
★★★2020/03/06