内容説明
一九九四年、一人の男が沖縄・万座毛から墜死した。遺骨を引き取った二十二歳の美しい娘も行方不明に。素人探偵の私は、事件を追ううちに十一年前の海難事故にたどり着く―。基地の街、沖縄を舞台に、麻薬取引、臓器移植を巡る事件が絡み合い、めまぐるしいスピードで展開する、極上のミステリー。
著者等紹介
軒上泊［ケンジョウハク］
１９４８年兵庫県生まれ。神戸大学経営学部第２課程卒。少年院で法務教官を務めた体験をもとに書き上げた『九月の町（後に「サード」と改題）』で、１９７７年オール讀物新人賞を受賞、鮮烈なデビューを飾る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベリー
1
⭐️⭐️2020/04/17
morisoba
1
元少年院の教官で今は素人探偵である私と、その元教え子で今はヤクザの左山。この二人のコンビ、また読みたい……と調べてみたら、なんとシリーズ5作目。当初何の目的で沖縄を訪れたのか忘れてしまうほど、謎が謎を呼ぶ展開だったが綺麗にまとまっていました。2018/10/19
ころころ
1
比喩がこういった見方もあるのか、と驚かされるものが多かったですが ちょっと下品かなって思うことも多々。 物語自体は面白く、お気に入りです♪♪2014/01/30
はっか
1
たまに会話に表れる会話、シャレのつもりなんだろうけど、私には駄目だった。そのお陰か、後半分に入りやっと、物語に入り込めた。過去からの復讐劇が絡み合って、事態が複雑になっていた。2011/10/10
ＥＲＩ君
1
今読むと、会話の古さは感じる。だが、複雑なストーリーは、最近の作品がいかに単純か思い知らされる、さすがの構成。時代の感覚も生きており、読み継がれてほしい佳作。シリーズ一作が映画化されたことを思い出した。2010/04/26
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