中公文庫
陸援隊始末記―中岡慎太郎 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122052741
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1123

内容説明

長州寄りの尊攘激派浪士として、徹底した武力討幕派であった中岡慎太郎。薩摩の庇護に入っていた坂本龍馬と中岡ふたりの尽力により、薩長同盟は結ばれた。維新のもうひとつの方向を目指し、幕末維新回天の核心となった中岡と土佐勤王党の行動を明らかにし、志士の情熱をさぐる好著。『坂本龍馬海援隊始末記』の姉妹篇。

目次

第1章 大庄屋の家
第2章 土佐勤王党
第3章 三田尻招賢閣
第4章 筑前太宰府
第5章 王政復古策
第6章 陸援隊
第7章 明治維新

著者等紹介

平尾道雄[ヒラオミチオ]
明治33年(1900)、高知県に生まれる。大正9年、東京代々木の山内家家史編修所に入る。日本大学宗教科に学んだが中退、以来五十年、土佐藩史特にその維新史の研究に打ち込み、この方面の第一人者として広く知られる。昭和28年高知県文化賞を、33年四国文化賞を受賞。のち高知大学講師、高知新聞社嘱託。著書に『坂本龍馬海援隊始末記』『新撰組史録』『子爵谷干城伝』など。昭和54年(1979)5月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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千穂chiho

0
新装版か新しい中岡慎太郎の史実が欲しい。

スプリント

0
中岡慎太郎が幕末期にどのような活動をしたかが書かれています。当時のことを記した文献の引用が非常に豊富で社会情勢や人間関係・評価などを知ることができます。2014/05/28

フリウリ

0
高知・奈半利のさる有名な植物園は、中岡慎太郎の生家にほど近いところにある。ということを、その植物園に行って知り、維新期にさほど興味はないもののこれもなにかの縁と、本書を読んだ。坂本龍馬の海援隊、中岡の陸援隊という言葉しか知らないくらいだったが、中岡が敵味方なく信頼を寄せられた人物であり、薩長同盟に関しては坂本と表裏の役割を果たしていたらしい。中岡の生家付近の山道は、高知と京都方面を徒歩で向かう交通の要所である。土佐藩士の多くがあの道を通って脱藩したのだと思うと、ぐっとくるものがある。62022/12/07

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