内容説明
わずか二百六十余文字の『般若心経』は、いまあるそのままの状態で幸福に生きるための「智慧」を教えてくれている。混迷を極める二十一世紀のいま、病気や貧乏にこだわらずに、幸せに生きる「智慧」を現代的視点でわかりやすく解説。
目次
1 自由にものを観る観音さま“観自在菩薩”
2 仏の智慧の完成“般若波羅蜜多”
3 すべては“空”だ“五蘊皆空”
4 「なんでもいい」と考えよう“度一切苦厄”
5 ほとけさま、ありがとう“菩提薩婆訶”
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
本名、増原良彦。1936(昭和11)年、大阪に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院博士課程修了。気象大学教授を経て、現在、仏教・インド思想等、宗教について幅広く執筆・講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KN
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たまたま読んで勉強になったので家族にも勧め二人で納得していた本です。現在、当該家族が病で倒れ闘病中です。最も動揺していた時期に、般若心経を唱えていました。まだまだ先は長いし、家族が復活するかも不明ですが、これからも頼りにしていきます。2017/06/06
彩美心
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この人いつも、頑張るなと言う。何でもいいんだって言う。読めばそうかそうなんだと、そんな気になってくる。般若心経も、こだわるなと言っているんだと。うん、そうできたらいいね。なんにもこだわらず、自分を肯定して、今を生きれたらいいね。もっと自由になりたい。2016/06/07
Sakana
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著者の矛盾な意見が、読んでいて腹がたった2012/01/10
イカ男
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再読本としてキープします。著者は、我々現代に生きる日本人は「奴隷」になっていると説いています。本の冒頭で、「おいしいものを食べたいという欲望と、おいしくものを食べたいという欲望は、まったく違った欲望です。」前者は奴隷的欲望で、後者を自然的欲望と称しています。我々は、この奴隷的欲望を満たすために、頑張る、でもその先に「愉しみ」や「生きた生活」はない。森鴎外の「青年」に出てくる文章を思い出した。「一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜ってからというものは、一生懸命にこの学校時代を駆け2010/08/04
ひろし
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期待通り。 楽になれる。2018/04/07