出版社内容情報
世界恐慌の発信地アメリカ、ヒットラーが政権を握ったドイツ、スターリン率いるソ連を中心に、第二次世界大戦前の混迷する世界を描く。
内容説明
第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦間期。欧米では国民国家が確立し、国家間の緊張と紛争を引き起こした。アメリカの資本主義、ソ連の社会主義、ドイツのワイマール民主主義とナチズムを軸に激動の移行期を検証する。
目次
第1部 第一次世界大戦―激動期の始まり(予想外の戦争;大戦下の西欧社会;アメリカと第一次世界大戦;二つの帝国の崩壊;第一次世界大戦の終結)
第2部 宙吊りの世界―一九二〇年代の欧米社会(講和と新体制の模索;戦後経済と国際政治体制;繁栄と混乱の一九二〇年代アメリカ;西欧の政治・社会と文化;ロシア、東欧の社会と文化;「危機の前の危機」)
第3部 国家の重み―一九三〇年代(世界恐慌;ナチズム体制;ニューディール体制;スターリンの時代;一九三〇年代の現代文化;第二次世界大戦への道)
おわりに―「戦争は静かに始まった」
著者等紹介
木村靖二[キムラセイジ]
1943年、東京都生まれ。64年、東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。ミュンヘン大学留学。茨城大学助教授、立教大学教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、立正大学文学部教授。専攻はドイツ近現代史
柴宜弘[シバノブヒロ]
1946年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。敬愛大学、東京大学助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はバルカン近現代史
長沼秀世[ナガヌマヒデヨ]
1937年、埼玉県生まれ。60年、東京都立大学人文学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得後退学。津田塾大学教授。ミシガン大学他で研究員。現在、津田塾大学名誉教授。専攻は二十世紀アメリカ社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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