中公文庫
落葉籠〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122051683
  • NDC分類 020.4
  • Cコード C1123

出版社内容情報

市井の学者として知られる森銑三氏が、有名・無名を問わずに、人物、書物等に関する該博な知識を披瀝した短文集。

内容説明

市井の古書研究者として名高い森銑三が、有名・無名を問わず人物、書物に関する該博な知識を披瀝していく。雑誌「日本古書通信」で十一年にわたり連載された、量・質ともに豊かな短文集。人名・書名索引つき。

目次

青木昆陽
河村瑞賢
丸山権太左衛門
出羽様路考
出羽守のいたずら
折助
甲子夜話
綱村の句〔ほか〕

著者等紹介

森銑三[モリセンゾウ]
明治28年(1895)愛知県刈谷に生まれる。大正4年刈谷図書館に入り、村上文庫目録を編纂。大正15年上野帝国図書館内文部省図書館講習所を卒業、東京帝国大学史料編纂所に勤める。昭和14年尾張徳川家蓬左文庫主任に転ずる。戦後は昭和25年から40年まで早稲田大学で書誌学を講ずる。昭和47年、近世学芸史研究の成果を纏めた『森銑三著作集』(全一二巻・別巻一)で第二三回読売文学賞受賞。昭和60年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

N-Megu

0
【本単体の感想ではない】こまごまとした逸話が面白いなあ……と思うが私は固有名詞やそれに付随するエピソードを覚えられない人間なのであった。ゆえに日本史・文学史的な知識や前に読んだ同類の本から得た情報と連関した楽しみ方ができない。もし記憶力があったらこういう本がもっと楽しかっただろうなあ……と思うと残念でならない。2012/03/25

慶多楼

0
ちょっとした待ち時間用に持ち歩いて少しずつ読んだ。難しい顔して落語にも明るい。2011/04/06

amanon

0
前巻に引き続き、殆ど一気に読み終えてしまった。著者の文章はちょっと癖になる。それはともかくとして、下巻ではこのコラムの連載中に出版された出版物について、色々と間違いを指摘するものが少なからずあり、それらのコラムは正直言ってやや退屈だった。後、とりわけ興味深かったのは、日本漫画黎明期の漫画家に言及しているもの。コラム連載時には、まだまだ漫画は世の人に蔑まされてたはずなのに、著者はそれらに少なからず価値を認めている。現在の漫画と著者が言及している漫画には相当の違いがあるとはいえ、先見の明があったというべきか。2011/02/09

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