出版社内容情報
ビザンツ帝国が千年の歴史を中世に刻むことができたのはなぜか。スラヴ民族の歩みと、民族紛争の原型ともなった複雑な地域性はいかにして形成されたか。
内容説明
ビザンツ帝国が千年もの歴史を中世に刻むことができたのはなぜか。東欧諸国とロシアにおける、スラヴ民族の歩みと、民族紛争のもととなった複雑な地域性はいかにして形成されたのか。ビザンツとスラヴの知られざる中世史像を探る。
目次
第1部 ビザンツ―千年帝国のあゆみ(ビザンツ帝国への旅立ち;生まれ変わる帝国;ビザンツ帝国の青春;栄光から危機へ;栄枯盛衰をきざむ帝国;ビザンツ帝国の晩秋;歴史の旅を終えて)
第2部 スラヴ―その多様性の源泉(世界史の構成員としてのスラヴ人;スラヴ人の登場;スラヴの国家建設とキリスト教の受容;南東欧のスラヴ人;東中欧のスラヴ人;ロシアの発展;エピローグ―東欧世界の成立)
著者等紹介
井上浩一[イノウエコウイチ]
1947年、京都市に生まれる。71年、京都大学文学部卒業。76年、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学文学部助手・講師・助教授を経て、同大学大学院文学研究科教授。専攻はビザンツ帝国の政治と社会。皇帝・貴族から農民・市民にいたる諸階層が織りなす歴史の解明をめざしている
栗生沢猛夫[クリウザワタケオ]
1944年、岩手県に生まれる。67年、一橋大学経済学部卒業。74年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。小樽商科大学教授、北海道大学文学部教授を経て、北海道大学名誉教授。専攻はロシア中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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