出版社内容情報
大帝国明と、それにとってかわった清。そして、朝鮮半島は李朝の時代をむかえる。「家」を主体にした近代的な社会は、西洋との軋轢の中きしみ始める。
内容説明
伝統的な専制王朝が最終段階を迎えた大帝国、明・清。そして、朝鮮独特の両班官僚制が成立した李朝の実相を、日本など東アジア諸国との多様な関わりのなかで描く。「家」を主体にした近世の社会は、西洋との軋轢の中、徐々にきしみ始める。
目次
1 東アジア世界の地殻変動
2 明帝国の広がり
3 両班の世紀―十六世紀の朝鮮
4 後期明帝国の光と影
5 華夷変態
6 朝鮮伝統社会の成立
7 清朝の平和
8 新たな挑戦者たち―李朝末期の朝鮮
9 盛世から危機へ
10 ヒトと社会―比較伝統社会論
著者等紹介
岸本美緒[キシモトミオ]
1952年、東京都に生まれる。75年、東京大学文学部卒業。79年、同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学東洋文化研究所助手、お茶の水女子大学文教育学部講師・助教授、東京大学文学部助教授・教授などを経て、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。専攻は中国明清史
宮嶋博史[ミヤジマヒロシ]
1948年、大阪市に生まれる。72年、京都大学文学部卒業。77年、同大学大学院博士課程単位取得・退学。東海大学文学部講師、東京都立大学人文学部助教授、東京大学東洋文化研究所教授を経て、成均館大学校東アジア学術院教授。専攻は朝鮮社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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