中公文庫<br> 世界の歴史〈12〉明清と李朝の時代

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中公文庫
世界の歴史〈12〉明清と李朝の時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 547p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122050549
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

大帝国明と、それにとってかわった清。そして、朝鮮半島は李朝の時代をむかえる。「家」を主体にした近代的な社会は、西洋との軋轢の中きしみ始める。

内容説明

伝統的な専制王朝が最終段階を迎えた大帝国、明・清。そして、朝鮮独特の両班官僚制が成立した李朝の実相を、日本など東アジア諸国との多様な関わりのなかで描く。「家」を主体にした近世の社会は、西洋との軋轢の中、徐々にきしみ始める。

目次

1 東アジア世界の地殻変動
2 明帝国の広がり
3 両班の世紀―十六世紀の朝鮮
4 後期明帝国の光と影
5 華夷変態
6 朝鮮伝統社会の成立
7 清朝の平和
8 新たな挑戦者たち―李朝末期の朝鮮
9 盛世から危機へ
10 ヒトと社会―比較伝統社会論

著者等紹介

岸本美緒[キシモトミオ]
1952年、東京都に生まれる。75年、東京大学文学部卒業。79年、同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学東洋文化研究所助手、お茶の水女子大学文教育学部講師・助教授、東京大学文学部助教授・教授などを経て、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。専攻は中国明清史

宮嶋博史[ミヤジマヒロシ]
1948年、大阪市に生まれる。72年、京都大学文学部卒業。77年、同大学大学院博士課程単位取得・退学。東海大学文学部講師、東京都立大学人文学部助教授、東京大学東洋文化研究所教授を経て、成均館大学校東アジア学術院教授。専攻は朝鮮社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

12
明~清・乾隆帝、李氏朝鮮を扱う。朝貢について。漢代から始まった朝貢は、唐代にいたって東アジアの国際秩序制度として成熟期を迎えた。宋・元は、朝貢関係よりも民間の商業ベースの交易が盛んな時代であった。対し、明は16世紀の後半まで、民間の海外貿易を禁じて朝貢貿易に一本化しようとする政府の厳しい対外貿易管理政策が行われた。いわゆる海禁の事だが、当初は元末の反乱集団の残党活動を抑える事が目的であり、必ずしも小規模な沿岸交易まで禁止するものではなかったが、明代中期以降は民間商人の海上活動は許されないのが原則となった。2016/09/01

MUNEKAZ

10
15世紀から18世紀まで、明清の中国と李朝の朝鮮を扱う。中国側を担当している岸本先生のパートは、話の取捨選択がうまいのか大変読みやすい印象。逆に朝鮮側を担当している宮島先生のは若干硬さがあるかなと。ただ両班層の変化や同時代の日本や中国と比べた社会の違いなど興味深いところも多い。改めて考えれば日本が室町から江戸、中国が明から清と社会の大変化を経験しているのに対し、朝鮮はずっと李朝なわけで、これを「停滞」とみるか、「しぶとさ」「柔軟さ」と評価するかはなかなか面白いところだと思う。シリーズの中でも当たりの一冊。2019/08/06

KAZOO

6
中国の明と清の時代、韓国の李朝時代をかなり詳細に分析しています。韓国で翻訳されて出版されたのもさもありなんと感じました。いま中国や韓国の批判的な書物などがかなり出版されていますが、このような本をきちんと読むとかなりイメージも異なると思います。2013/10/10

tieckP(ティークP)

4
シリーズでも良いほうの一冊。特に岸本氏の文章や視点は非常に誠実で、この先生に教わりたいと素直に思わされる。教科書編纂などを任される客観性があり、それでいて自身の視点をそう断ったうえでしっかり示されている(ところでシリーズものでしかも改版なのでほぼ誤植はないのだが、430頁「紅迷(紅迷夢マニア)」は「紅楼夢マニア」だと思われる)。宮嶋氏の部分はそれに比べると、何かと戦っている感が強い(このシリーズの東洋史はそういう方が多い)が、良く言えばその熱意がこの方を研究に駆り立てているのだと伝わるところもある。2016/12/14

かみかみ

4
評価:★★★★ 中国の明清王朝と李氏朝鮮王朝の通史。政治史だけでなく、文化や経済についてもページが多く割かれており、興味深い。遼東の李成梁とヌルハチの関係については勉強になった。一方、李氏朝鮮の政治史は両班の抗争やら宗族制度やらが複雑でわかりにくかったので、時間をおいてまた読み直したい。2015/09/20

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