出版社内容情報
16~17世紀、世界の人が行き交うイスタンブルとイスファハーンの繁栄。イスラーム世界に「最後の花」を咲かせたオスマン帝国とイラン高原のサファヴィー朝の全貌を示す。
内容説明
十六、七世紀、多種多様な国家、民族の人々が行き交う国際都市イスタンブルとイスファハーンの繁栄。オスマン帝国とイラン高原サファヴィー朝の王朝がイスラーム世界に大輪の花を咲かせた時代の全貌を描く。
目次
第1部 暮らしのなかのオスマン帝国(オスマン帝国史をどうみるか;辺境の戦士国家からイスラーム世界帝国へ;イスラーム世界帝国のしくみ;「オスマンの平和」のもとで暮らす人びと;オスマン文化の諸相;移りゆく時代―イスラーム世界帝国の終焉)
第2部 サファヴィー朝の時代(イスファハーンの光輝―十七世紀サファヴィー朝社会の縮図;現世の力を求めて―サファヴィー朝の国家と政治;それぞれの生き方―人物伝から時代を考える;技と匠―絢爛たる文化の伝統と革新)
著者等紹介
永田雄三[ナガタユウゾウ]
1939年、東京都に生まれる。64年千葉大学文理学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。イスタンブル大学大学院文学研究科博士課程Ph・D。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、助教授、教授を経て、明治大学文学部教授。オスマン帝国社会経済史、トルコ近現代史などを研究
羽田正[ハネダマサシ]
1953年、大阪府に生まれる。76年京都大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。パリ第三大学Ph・D。京都橘女子大学文学部助教授を経て、東京大学東洋文化研究所教授。比較歴史学、異文化交流論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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