出版社内容情報
江戸風俗画の第一人者である著者が、明治の物売り風俗を繊細流麗な筆致で描いた決定版! 明治期の物売りの姿が三百余点の絵とともに鮮やかに甦る。
内容説明
江戸時代の物売たちは、明治の世でどんな生き方をしたのだろうか?江戸風俗画の第一人者である著者が、街の風物詩であった明治の物売を、当時の雑誌や様々な資料を元に模写復元した労作。三百余点の絵に詳細な解説を加え、文明開化による急速な変化に直面し、内面に矛盾を抱えながらも、たくましく生きる庶民の姿を鮮やかに描き出す。
目次
歳事
食
甘
飴
菜・果
薬
芸
玩具
道具
雑
著者等紹介
三谷一馬[ミタニカズマ]
明治45年(1912)、香川県高松市に生まれる。東京美術学校日本画科卒業。挿絵の分野で活躍ののち、江戸風俗の資料画を描くことに専念する。日本文芸家協会、江戸を語る「江戸会」に属した。昭和63年、吉川英治文化賞受賞。平成17年(2005)6月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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netakiri nekotaro
0
「ちょろけん」かわいいよ「ちょろけん」。2014/02/01
RYOU_tw4
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正確には最近読んだ本ではないが、暇なときページをめくると面白い。この本の物売りの人々の声がどんなものだったか知りたければ、「江戸売り声・宮田章司」で検索してみることをお勧め。そして寄席に行こう!2013/08/10
hazama
0
知らない職業が大量に在った。明治維新で和もの文化が廃れていったとはいえ、都市部の屋台文化は結構続いていたんだな。今のマックとかスタバの感覚かな。2009/09/21