出版社内容情報
一九三三年から三年間、滞在した際の見聞記。桂離宮、伊勢神宮など代表的論考から禅、床の間など日本人の心象・季節感まで幅広く語る。〈解説 斉藤理〉
内容説明
ドイツの世界的建築家タウトが一九三三年から三年間、日本に滞在した際の見聞記。桂離宮、伊勢神宮、床の間とその裏側から日本の農家、心、禅、いかものといんちき、げてものかハイカラなどについて日本人の心象・季節感まで幅広く語る。日本文化の再評価に大きく貢献したタウトの遺稿を知己であった訳者が再編集した珠玉の論考集。
目次
日本美の開顕(私は日本建築をどう見るか;桂離宮;伊勢神宮;日本建築の世界的奇蹟;日本の農家)
日本文化の形相(日本の心;禅;単純のなかの豊富;床の間とその裏側;いかものといんちき;げてものかハイカラか)
日本の自然(日本の四季)
奈良
著者等紹介
タウト,ブルーノ[タウト,ブルーノ][Taut,Bruno]
1880‐1938。東プロシャのケーニヒスベルクに生れ、1909年、ベルリンに建築事務所を開いて前衛的な建築に携わり、特にジードルング集合建築について著名。1932年、ソ連の招きでモスクワ市都市計画に参加したが、十か月で辞任帰国、ナチスの迫害を逃れて1933年に来日、仙台および高崎で工芸指導に当たる。1936年トルコ政府の招きに応じ、アンカラの国立芸術大学建築科主任教授として赴任したが、イスタンブールで急逝した。享年五十九歳
篠田英雄[シノダヒデオ]
1897‐1989。千葉市生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。1934年来、タウトと相識り、彼の没後、日本に関する諸著および日記の原稿をエリカ・タウト夫人から託せられたので、その整理と翻訳に当った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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