出版社内容情報
日本中にあるさまざまな修理の技術と職人の姿を丹念な取材に基づいて紹介。30以上ある取材先の連絡先も掲載してあるので、実用書としても使える。
内容説明
使い捨ての時代が長く続いているが、物を直して使うというかつての日本の精神と技術は、いまでもきっちりと受け継がれている。書籍、眼鏡、靴等の実用品から古文書、茅葺き屋根、赤レンガ建築等の文化財にいたるまでの三十を越える日本各地の修理現場を徹底取材。修理店等の連絡先付き。
目次
第1章 実用品―大事に使えばちゃんと壊れる(書籍―修理中は耐火用金庫で保管される;眼鏡―常時一五〇〇ものフレームを管理する ほか)
第2章 伝統の技―時間を超えて生きている(刀剣の研ぎ直し―実戦による刀傷はそのままにしておく;桐箪笥―一〇〇年前のものでも削り直せば真っ白に ほか)
第3章 みんなが使う大きなもの―安全のために快適のために(神社―国宝、そして世界遺産を後世に残す仕事;赤レンガ建築―建て直すよりも高くつく文化遺産の修理 ほか)
第4章 レアモノと愛用品―この世にひとつの大切なもの(ライター―掌の炎、修理一筋に三〇年の人生;カメラ―国産メーカーの修理と「レストア・モデル」の生産 ほか)
第5章 変わったモノ―こんなふうに再生します(競輪用フレーム―上を目指す若手選手には頼もしい味方;リサイクル自転車―問題のないパーツも分解、清掃する ほか)
著者等紹介
足立紀尚[アダチノリヒサ]
1965年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。毎日新聞記者、高校教師をへて、ノンフィクションの執筆を始める。現代社会における身近で日常的なテーマを題材に、独自の切り口でまとめた手法のものが多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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