出版社内容情報
江戸幕府の権力をかざし横暴を尽くす御附武士から、妾になることを強要された貧乏公家の娘が見せる京洛の気概。名手の鮮やかな手並みが冴える傑作時代短編
内容説明
政治の実権から遠ざけられ、江戸幕府出先機関の機嫌取りに汲々とする京都朝廷や公家たち。権力をかざし横暴を尽くす御附武士から、妾になることを強要された貧乏公家の出戻り娘が見せる京洛の気概とは(表題作)。名手の鮮やかな手並みが冴える傑作時代短編集。
著者等紹介
澤田ふじ子[サワダフジコ]
昭和21年(1946)、愛知県生まれ。愛知県立女子大学卒業後、教師、西陣綴織工を経て作家に。『陸奥甲胄記』『寂野』で吉川英治文学新人賞を受賞。平成16年度京都府文化賞功労賞を受賞。19年には著作百冊を記念し自選短編集『これからの橋』を上梓した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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