出版社内容情報
夫アルバートの死後、公的な場から身を引くが政治には積極的に参与し立憲君主制の礎を築いた。また大家族の長として采配をふるい欧州王室のおばあさんと呼ばれた。
内容説明
喪服の女王ヴィクトリアは、七人の子供を欧州王室に縁づかせ、“ヨーロッパのおばあちゃん”とまで呼ばれ、不穏な空気の流れ出した欧州の中で益々その政権を安定させていく。その治世下、世界で初めての地下鉄の敷設など産業革命も進行し、大英帝国は繁栄の一途を辿るのだった。そしてエリザベス1世に比肩する大女王の六十四年に亙る治世がいよいよ幕を下ろす時が来た。全三巻完結。
目次
「人民のウィリアム」(一八八〇‐一八八六)
時間との競争(一八八六‐一八九二)
時間は容赦なく(一八九一‐一八九四)
変容(一八九四‐一八九七)
戦える女王(一八九七‐一九〇〇)
ヴィクトリア哀悼(一九〇〇‐一九〇一)
著者等紹介
ワイントラウブ,S.[ワイントラウブ,S.][Weintraub,Stanley]
1929年アメリカ、フィラデルフィアに生まれる。1949年ウェスト・チェスター大学卒業。1956年ペンシルヴェニア州立大学で博士号を取得
平岡緑[ヒラオカミドリ]
福岡市に生まれる。上智大学フランス語科を卒業後、1970(昭和45)年、法学部修士課程を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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