内容説明
一九世紀産業革命の時代を統治した女王ヴィクトリア。ところが、彼女は気難しやの国王により牢獄につながれていたうら若き王女にすぎなかった。しかし国王の薨去により彼女の運命は一転する。拘束の身を解かれたばかりか、地上でもっとも領土を拡大しつつある大英帝国の女王の座に昇ったのだ。お伽話か神話のような彼女の波乱に満ちた生涯の幕がここにあがる。
目次
第1章 即位五十年祭(一八八七)
第2章 アレクザンドリーナ・ヴィクトリア(一八一七‐一八二〇)
第3章 金箔の鳥篭(一八二〇‐一八三〇)
第4章 高貴なる人質(一八三〇‐一八三七)
第5章 処女女王(一八三七‐一八四〇)
第6章 王家の花婿(一八四〇‐一八四三)
第7章 双頭君主制(一八四四‐一八四八)
著者等紹介
ワイントラウブ,S.[ワイントラウブ,S.][Weintraub,Stanley]
1929年アメリカ、フィラデルフィアに生まれる。1949年ウェスト・チェスター大学卒業。1956年ペンシルヴェニア州立大学で博士号を取得
平岡緑[ヒラオカミドリ]
福岡市に生まれる。上智大学フランス語科を卒業後、1970(昭和45)年、法学部修士課程を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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