内容説明
度重なる蜂起の失敗。しかし宮崎滔天ら多くの日本人と中国人留学生に支えられ、王朝の終焉に向けて孫文は革命運動の炎を燃やし続ける…。孫文と同志たちの革命と青春を描く歴史長編。膨大な資料から真実を読み取り、孫文の実像に迫る歴史小説の神髄。『青山一髪』を改題、待望の文庫化。
著者等紹介
陳舜臣[チンシュンシン]
1924(大正13)年、神戸に生まれる。大阪外語大学印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年、『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年、『青玉獅子香炉』により直木賞、70年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞、71年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞、76年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞、89年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞)、92年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞、93年、朝日賞、さらに95年、「作家としての業績」により日本芸術院賞をそれぞれ受賞する。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
46
どこまでも革命の炎を燃やし続けた孫文。その青春と共に実像に迫る歴史長編だと思います。自らの意思を曲げないのが真の革命家と言えるのでしょう。2022/09/24
CCC
4
学校で辛亥革命とセットで憶えさせられた記憶しかないが、気になるところだったので読んでみた。まさかこんな始終根回しみたいな事をやってる話になるとは思わなかった。「華人ネットワークを縦横無尽に泳ぎまわった」だけあって、登場人物や舞台の移り変わりが目まぐるしい。淡々とした文章も相まって、やや話に入り込みずらかった。2013/03/18
よし
1
孫文に関する書籍は数冊読んだが、それぞれ革命成功に至る過程の描き方が違って面白い。この本はあくまで孫文をメインに立てているからか、武昌起義成功までの階段を順々に登っていくような描写になっている。リアリティに欠ける反面、読みやすく、スッと入ってくる感じ。2014/02/04
tokiniwa
1
孫文は日本人には分かりにくい人物だ。少しでも学んでいきたい。2013/08/12
ダージリン
1
国外追放されていたとは言え、辛亥革命のタイミングでは、孫文はアメリカなどに資金援助を求める動きだけしかしていないように見えてしまう。孫文自身の革命理念の深化などもあまり取り上げられていない気もするし、小説としては盛り上がりに欠けたか。2011/01/05




