中公文庫<br> 酒中日記

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酒中日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122045071
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

吉行淳之介、北杜夫、開高健、安岡章太郎、瀬戸内晴美、遠藤周作、阿川弘之、結城昌治、近藤啓太郎、生島治郎、水上勉他――作家の酒席をのぞき見る。

内容説明

酒を通じての交友、華やかな祝い酒、酒乱とその翌日の後悔の時間、大酔しての活躍状況、いくら飲んでも底なしの人物…その他いろいろ、各種各様のタイプが揃っている。酒にまつわる珠玉のエッセイ集。

目次

ムシマニスト?(吉行淳之介)
世も末の記(北杜夫)
夜ふけの歌(開高健)
マニーとマネーと(安岡章太郎)
酒びたり好日(瀬戸内晴美)
四人の天女と(遠藤周作)
罪ほろぼしの酒(阿川弘之)
三文酒場コース(結城昌治)
女と碁と酒と犬と(近藤啓太郎)
下戸の祝杯(生島治郎)〔ほか〕

著者等紹介

吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
大正13年(1924)岡山市に生まれ、三歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和18年9月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。20年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。29年「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。45年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎賞を受賞する。平成6年7月死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

21
昔の文壇は作家同士の横のつながりが実に強固。しょっちゅう一緒に呑んでいるので、同じ名前が別の作家の日記でも登場する。良い時代だったのだな。あとは皆様呑みかた、酔いかた、醒めかたが千差万別ですね。私は病気なので全然呑めない。だから少しうらやましいな。2013/03/02

あーびん

19
小説現代の連載をまとめたもの。ただ飲んでいるだけの日記エッセイ集なのだが人気作家たちの交友関係や普段の酒の飲み方がうかがえて楽しい。文壇バーが多いがたまに芥川賞や直木賞の授賞式など華やかな席も。安岡章太郎と大江健三郎の仲良しぶりに、吉村昭が朝食時にビールを飲む幸せな理由に頬がゆるむ。若き日の瀬戸内晴美の酒と喧騒の日々からはまさかこの数年後に出家するとは思いもしないのである。2019/01/07

ポルコ

18
昭和時代の文豪や著名人たちの古き良き酒飲み日記というかエッセイみたいな短編集。コンプライアンスなんて言葉がない時代なので、もうやりたい放題呑み放題。ちょっと嫌みな感じもあるけど、基本的に豪快で楽しい作家たちの交遊関係も楽しい。2022/06/02

奏市

14
小説誌に連載された文人達の酒飲み日記。期待以上に面白かった。吉行淳之介、遠藤周作、開高健、星新一、山田詠美らによる。この人とこの人がとか意外な繋がりあり皆仲良いなって楽しくなる。大江健三郎がいじられキャラ愛されキャラなのが伝わってきた。複数の人の酒の話題に吉田健一が出てきてやはりレジェンドなんだと感じる。色川武大『小実さんの夜』一番好きかも。直木賞受賞した先輩への敬愛の念に溢れている。酒場楽しそうだし。野坂昭如の篇で島原等から東南アジアに売春婦として渡った「からゆきさん」という女性達がいたのを初めて知る。2023/06/23

ホークス

14
昭和40年代中心の有名作家達によるショートエッセイ集。酒がテーマで日記形式とくれば面白いに決まっている。酒を取り上げられるのを恐れて肝臓検査を断った作家曰く「最近の人生は長すぎる。人生五十年でいい。その方が悔いも少なく豊かな思い出を胸に死んでゆける」。この様な半ば捨てばちな潔さは、この時代の自由で気楽なムードと表裏をなしていると思う。戦争気分の残り香もあるし、貧困と差別が陰影となって生を輝かせている面もある。こうしたムードを背景とした、勇ましく、哀しく、稚気に満ちた酒飲みの話。2016/05/19

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