• ポイントキャンペーン

中公文庫
林芙美子 巴里の恋―巴里の小遣ひ帳、一九三二年の日記、夫への手紙

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122044548
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C1195

内容説明

一九三一年十一月。ベストセラー『放浪記』の印税を旅費に単身渡欧した林芙美子。パリでロンドンで、華やかな男性たちとの交流、錯綜した想い、そして帰国寸前に花ひらいた秘密の恋―没後五十年を機に公開された、私的な生活記録・日記・日本にいる夫に宛てた手紙を全文収録。詳細な注釈・解説を付す。

目次

巴里の小遣ひ帳
一九三二年の日記―巴里・倫敦・東京
夫への手紙―巴里・倫敦から緑敏へ

著者等紹介

林芙美子[ハヤシフミコ]
1903(明治36)年、福岡県門司市(現北九州市)で行商人の娘として生まれる。尾道高等女学校卒業後、上京、職を転々としながら詩を書き始める。1930年『放浪記』がベストセラーとなり、翌年、夫を残して渡仏。帰国後は新進女流作家としての地位を確立、戦争をはさんで二十余年を流行作家として家族を養い、1951(昭和26)年、四十七歳で急逝するまで、運命に翻弄される市井の男女の生を書き続けた

今川英子[イマガワヒデコ]
1950(昭和25)年、福岡県生まれ。日本女子大学国文科卒業、同大学院修士課程修了。近代日本文学専攻。『林芙美子全集』(文泉堂)の校訂、編集に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasa-kuma

5
はじめて林芙美子を読みました。読んでいる間も読み終わった後もなんかモヤモヤします。「魅力的な文章を書く人は人間性も魅力的な人であってほしい」(あくまでも自分にとってという意味で)という私の願望を見事なまでに打ち砕いた本でした。2014/04/27

みーちゃん

4
日記の部分は、日記だからの本音でいいのでは。大らかな夫婦でいいなぁと思う2023/01/15

Gen Kato

1
再読。作家の舞台裏を覗き見る感じで興味深い。貪欲に生きたひとだなあ、と思う。2016/11/05

あいくん

1
☆☆☆「林芙美子生誕110年」展が北九州市立文学館で開かれました。太田治子さん、川本三郎さん、角田光代さんの講演会が開かれました。北九州市立文学館での林芙美子の展示もよかったです。林芙美子の描いた絵が新鮮でした。この催しを取り仕切っているのは北九州市立文学館の館長の今川英子さんです。この本には1932年に29歳の林芙美子が単身シベリア鉄道でバリに行ったときの日記、手紙、小遣い帳が載っています。編集は今川さんです。今川さんの「パリは文子の解放区だったか」という解説文や後記は名文です。 2013/06/02

cocobymidinette

0
本にする内容ではなかった。ちゃんと作品として発表されているものを読もう。2016/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/30224
  • ご注意事項

最近チェックした商品