内容説明
出雲美人の話に始まり、稲作文明、総髪の公家とさかやきの武家論、東アジアの中の日本の古代、空海、多様な中世像、関ケ原戦の人間模様にいたる―豊富な話題から歴史を追って、日本人の原型に迫ってゆく対談・鼎談九篇。
目次
日本人の原型を探る(湯川秀樹)
稲作文明を探る(岡本太郎)
公家と武家(富士正晴)
古代史の人間を語る(直木孝次郎)
日本海圏文明を考える(有光教一;林屋辰三郎)
経国の大業(福永光司)
なぜ、いま「日本の古代」か(森浩一;大林太良)
多様な中世像・日本像―現代日本人の源流をさぐる(網野善彦)
天下分け目の人間模様(原田伴彦)
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923(大正12)年、大阪に生まれる。41(昭和16)年、国立大阪外国語学校(現・大阪外国語大学)蒙古語部入学。43年、学徒出陣、戦車第十九連隊に入営、のち中国東北部の戦車第一連隊に配属され、45年8月、栃木県佐野市で敗戦を迎える。46年、新日本新聞社入社、48年に産業経済新聞社に入社。56年、「ペルシャの幻術師」により第八回講談倶楽部賞を受賞。59年、『梟の城』により第四十二回直木賞を受賞。61年、産経新聞社退社。67年、『殉死』により第九回毎日芸術賞、76年、『空海の風景』など一連の歴史小説により第三十二回芸術院恩賜賞、82年、『ひとびとの跫音』により第三十三回読売文学賞(小説賞)、83年、「歴史小説の革新」により朝日賞、84年、『街道をゆく―南蛮のみち1』により第十六回日本文学大賞(学芸部門)、87年、『ロシアについて』により第三十八回読売文学賞(随筆・紀行賞)、88年、『韃靼疾風録』により第十五回大仏次郎賞をそれぞれ受賞。1991(平成3)年、文化功労者に顕彰される。93年、文化勲章受章。日本芸術院会員。1996(平成8)年2月、死去
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