内容説明
世の無常を悟った王子シッダールタを出家させまいと誘惑する女性の姿態の大胆かつ繊細な描写を交えつつ、覚者への苦難の道を歩む人間仏陀の生涯を佳麗に描く『ブッダ・チャリタ』。仏伝中白眉の詩文学を格調高く伝える。
目次
王子ご降誕
宮廷生活
苦悶
幻滅
家出
馬を帰す
苦行林
宮廷内の嘆き
諌言とその拒否
シュレーニャの誘い
誘惑を斥ける
アラーダ仙
降魔
さとり
著者等紹介
原実［ハラミノル］
昭和５（１９３０）年、東京都に生まれる。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授。現在、国際仏教学大学院大学教授
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感想・レビュー
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HANA
2
仏陀の生誕から成道までを描いている。大乗の立場から描かれた伝記ということで、随分神格化されているように思う。個人的には原始教典における人間仏陀のほうが好きなのだが。後世仏陀がどのように捉えられていたかというのはよくわかる。2010/06/06
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