内容説明
不思議な碑文をメソアメリカに残し、忽然と消え去った謎の国マヤ。近年、その解読が進み、忘れ去られたマヤ文明が明らかになってきた。彼らは数種類の暦を持ち、王朝の歴史や儀式について記録したという。そのファンタスティックな絵文字を読むための手がかりはどこにあるのか。解読物語とともに、残された未知の領域についても詳述する。
目次
1章 マヤ文字の解読にむけて
2章 暦とアルファベット
3章 数字
4章 時を記す方法
5章 テキストの分析にむけて
6章 テキストの分析
7章 最近二〇年の研究の成果と批判
著者等紹介
八杉佳穂[ヤスギヨシホ]
1950年、広島県に生まれる。72年、京都大学工学部卒業。75年、京都大学文学部卒業。マヤ文明研究に言語学、文字学から取り組む。国立民族学博物館助手、助教授を経て、教授。総合研究大学院大学併任教授。文学博士
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