内容説明
医師として活躍する傍ら、輝かしい登山歴を誇る著者が存分に語った「幼少の頃」「登山家の夫との日々」「登山を始めるきっかけ」…厳冬期のチョモランマに挑み、初級者のためのトレッキングツアーを主宰する“山女”ならではの清々しい視点から綴る痛快山岳エッセイ。自然を愛する人びとに贈る山への招待状。
目次
1 北欧の山で(クラブ・ベルソー凸凹ツアー;ビス川河畔の夕暮れ ほか)
2 クラブ・ベルソー(自然との付き合い、三つのパターン;日本の山登り観、その変遷 ほか)
3 山屋からのメッセージ(ネパールで体験した気候変動;白馬の縦割れ大雪渓 ほか)
4 シャモ、山を行く(父と母と、子供のころ;そして山岳部に入部の顛末 ほか)
5 折り返した山屋人生(両親との別れ;人生の折り返し点 ほか)
著者等紹介
今井通子[イマイミチコ]
1942年、東京生まれ。66年、東京女子医科大学卒業。医学博士。現在、東京女子医科大学付属病院腎総合医療センター泌尿器科非常勤講師。日本泌尿器科学会専門医。株式会社ル・ベルソー代表取締役社長。女性として世界初の欧州三大北壁登攀成功、チョモランマ峰北壁冬季世界最高到達点記録、厳冬期に朝鮮民主主義人民共和国の白頭山、金剛山、妙香山に登頂など、登山家としても活躍
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