内容説明
農園を営む作家・玉村は、一方で、フルコースの料理をほぼ一人でつくり、サービスできるほど、料理に通じている。著者の日々の暮らしの中から生まれたレパートリーのうち、繰り返しつくっているおいしい料理を選び、春夏秋冬それぞれにふさわしい料理のつくり方を豊富な写真とともに紹介。
目次
printemps(ニョッキの玉子ソース;グリーン・アスパラのサラダ ほか)
´et´e(ズッキーニのリゾット;ラタトゥイユとヴィシソワーズ ほか)
automne(豚のロースト日本酒ソース;ローストビーフ、フレッシュホースラディッシュ添え ほか)
hiver(ひなどりのロースト、ニンニク風味;ピストとサルサのヴェルミチェッリ ほか)
著者等紹介
玉村豊男[タマムラトヨオ]
1945年、東京に生まれる。パリ大学言語学研究所に留学後、1971年、東京大学仏文科を卒業。通訳、翻訳業を経て、文筆業に。8年間の軽井沢生活の後、1991年から長野県小県郡東部町に在住。エッセイストとして活動するかたわら、絵を描き、また西洋野菜、ワイン用ブドウなどを栽培するヴィラデスト農園を営む。TaKaRa酒生活文化研究所長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぶぜたろう
3
読み終えたのは、2月末くらい。書き忘れ。■レシピ本ぽいが、これでこれらの豪華な料理を完成させられたら奇跡に近い。つまりレシピ本を模した、ただの料理エッセイで、いや、これこそ私が望んでいたもの。■写真も楽しいし、料理は美味そう(どうやって作るのかはさっぱりわからないが)これは玉村本のベスト。■つうか、この悠々自適さは、著者って、やっぱなんかの資産家とかええとこのボンボンとかなわけ?2021/03/07
まぶぜたろう
2
再読。つうか暇な時パラパラしてたらもう一度読んでしまった。玉村豊男で一番、面白く、美味しいかも。2022/05/24
りもこ
2
久しぶりに敬愛する玉村さんのエッセイが読みたくなって。美味しそうな料理写真にいちいち食欲をそそられる。自分のつくる“家庭料理”とはクオリティもかける手間も段違い…どれも食べてみたいけれど、作り上げる自信はない(´-ω-`)2015/03/15
もけうに
1
写真も豊富で文章も楽しい。自然と共に、季節感を味わいながら生きるって良いなあ、と思わせる。出てくる料理はどれも美味しそうだが、食材含め絶対再現できない…。2019/03/16
sachi716
1
ヴィラデストの素材を使ったシンプルで美味しい料理の数々を歳時記とともに。 写真もあるので、何か料理をしたくなる1冊。 相変わらず、妥協のないクオリティーの高い著書。2013/07/12