内容説明
うつろいゆく季節の匂いがよびさます懐かしい情景、日々の暮らしで感じたよしなしごとあれこれ―。うつつと幻のあわいの世界をゆるやかに紡ぎ出す、不思議の作家の不思議の日常。じんわりとおかしみ漂う第一エッセイ集。
目次
困ること
蛇や墓や
祭の夜
秋の空中
かばん症
豆腐屋への旅
あめつちにつづく道
丸四角
嫌
蹴ってみる〔ほか〕
著者等紹介
川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年東京生まれ。80年お茶の水女子大学理学部生物学科卒業。82年より86年まで私立田園調布双葉中学高等学校に勤務。94年「神様」で第一回パスカル短篇文学新人賞を受賞しデビュー。96年「蛇を踏む」で芥川賞受賞。99年『神様』で紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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