中公文庫
カレ物語―エルメス・スカーフをとりまく人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122040243
  • NDC分類 593.8
  • Cコード C1172

内容説明

世界中の人々を魅了してやまない、エルメスの“カレ(スカーフ)”。一枚一枚のカレには独自の物語が織り込まれており、それ自体がひとつの文学作品である―。デザイナーをはじめ、カレに関わるさまざまな人々のインタビューから、他の追随を許さない、エルメスのカレの秘密を明らかにする。

目次

第1章 カレを創る(幸せとアイディアが溢れる仕事場(カティー・ラタム)
野生の息吹をシルクに写す達人(アントワーヌ・ド・ジャクロ)
フォーブル・サントノーレ二十四番地の幻想空間(レイラ・マンシャリ) ほか)
第2章 カレへ誘う(店舗やオフィスの空間を演出する仕事(レナ・デュマ)
究極のメッセージを写真で伝える(フランソワーズ・アロン)
夢を育む「むだ」をデザインする(ヒルトン・マコニコ) ほか)
第3章 カレを語る(40kgのカレ(ミッシェル・トゥルニエ)
夫の思い出とお礼のカレ(仏蘭久淳子)
アフリカの自然を描いた絵(マリ=クリスティーヌ・ジョス) ほか)

著者等紹介

浅野素女[アサノモトメ]
千葉県生まれ。ジャーナリスト、エッセイスト。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。テレビ番組制作を経た後、文筆業に。パリ在住

山本淑子[ヤマモトヨシコ]
東京生まれ。ライター。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務ののちフリーに。雑誌を中心に書評、音楽コラム、人物インタヴューなどを執筆

横井由利[ヨコイユリ]
長崎県出身。ハーパース・バザー・エグゼクティブ・ファッション・エディター。明治学院大学社会学部卒業。『マリ・クレール』『GQ』などモード誌の編集を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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クナコ

7
初読。ラグジュアリーブランド・エルメス社の製品、カレ(スカーフ)に焦点を当てた本。雑誌「婦人公論」でエルメスの各関係者に取材したコラムをまとめたもの。第一章は創り手、二章は売り手、三章は著名人のカレの思い出、と大雑把に分かれるが、三章はほぼほぼ個人の思い出話で、蛇足ではと感じた。なんといっても一章にまとまっているカレのデザイナー陣の記事が面白い。それぞれのデザイナーの自由な働き方から、エルメス社との間に強い信頼関係が窺える。いつかパリへ旅行に行く機会があったら、勇気を出して本店でカレを買ってみたい。2025/05/09

さんとのれ

3
エルメスのスカーフにまつわる人たちのインタビューをまとめたもの。雑誌の連載をまとめたものらしく一つ一つのインタビューは短くて物足りないけど、デザイナーをはじめスカーフの製作に携わる人たちのコメントは気が利いていたり洒落ていて、読んでて楽しい。2015/12/21

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