中公文庫
絶後の記録―広島原子爆弾の手記 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122038868
  • NDC分類 916
  • Cコード C1123

出版社内容情報

一瞬の閃光、奔騰する巨雲塊、轟音、熱風。「亡き妻への手紙」として戦後最初に公刊された原爆体験記。願わくは人類にとって絶後の記憶たらんことを。

内容説明

「空中火山」の大噴煙。殺人光線。轟音と爆風。閃光と熱波。そして、奇跡―昭和20年8月6日の広島原爆投下に遭遇し、生き残った人文学者が「亡き妻への手紙」として綴った、戦後最初に公刊された体験記。

目次

雲と光のページェント
爆風と熱波
原子爆弾
焦熱の死都
母子叙情
妻子を探して
めぐりあい
八月八日
爆心地
「軍都」の最期
原子爆弾症
残された恐怖
「考える人」

著者等紹介

小倉豊文[オグラトヨフミ]
明治32年、千葉県に生まれる。兵役を忌避して千葉県師範学校に、続いて広島高等師範学校・広島文理科大学に入学。卒業後、助手・講師を経て、姫路高校(旧制)・広島文理科大学・広島大学文学部及び大学院各教授、定年退官ののち山陽女子短大・親和女子大各教授をつとめた。平成8年、死去
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感想・レビュー

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Hiroyuki Koyama

1
筆者の体験手記で原爆の被害を綴っているため、時間の経過や被災者の人間関係などと共に読むことでそれぞれの人達の土地における暮らしぶりからの被災が描かれ、悲惨さが際だった。やはり原爆は人類史上最悪の特定民族を対象にした虐殺だ。過ちは二度と繰り返しませんから、という言葉は日本人のみの自省では何の意味もなさない。

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