出版社内容情報
一瞬の閃光、奔騰する巨雲塊、轟音、熱風。「亡き妻への手紙」として戦後最初に公刊された原爆体験記。願わくは人類にとって絶後の記憶たらんことを。
内容説明
「空中火山」の大噴煙。殺人光線。轟音と爆風。閃光と熱波。そして、奇跡―昭和20年8月6日の広島原爆投下に遭遇し、生き残った人文学者が「亡き妻への手紙」として綴った、戦後最初に公刊された体験記。
目次
雲と光のページェント
爆風と熱波
原子爆弾
焦熱の死都
母子叙情
妻子を探して
めぐりあい
八月八日
爆心地
「軍都」の最期
原子爆弾症
残された恐怖
「考える人」
著者等紹介
小倉豊文[オグラトヨフミ]
明治32年、千葉県に生まれる。兵役を忌避して千葉県師範学校に、続いて広島高等師範学校・広島文理科大学に入学。卒業後、助手・講師を経て、姫路高校(旧制)・広島文理科大学・広島大学文学部及び大学院各教授、定年退官ののち山陽女子短大・親和女子大各教授をつとめた。平成8年、死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- あかずきんの花婿 ハーレクインコミックス
-
- 和書
- 朽ちないサクラ 徳間文庫