中公文庫
一九四五年夏 最後の日ソ戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122038585
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C1121

出版社内容情報

一九四五年八月一五日、ポツダム宣言を受諾した日本に対し、米軍は一切の戦闘を停止したが、北海道の北端では、ソ連軍の攻撃が続いていた!

内容説明

一九四五年八月十五日、ポツダム宣言を受諾し終戦を迎えたはずの日本の北辺において、ソ連軍の新たなる進攻が開始された!日ソ双方の戦争史料を徹底収集。最後の日ソ戦に至る経緯と、その戦闘の全貌を明らかにするとともに、今日にまで至る北方領土問題の根幹に迫る。

目次

第1章 ソ連参戦にいたる日ソ関係とソ連の対日戦準備
第2章 樺太、千島方面の日本の防衛準備
第3章 樺太における対ソ戦
第4章 千島における対ソ戦とソ連軍の進出
終章 樺太、千島方面の戦いの意味

著者等紹介

中山隆志[ナカヤマタカシ]
1934(昭和9)年、朝鮮大邱生れ。防衛大学校土木工学科卒。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程および幹部高級課程修了。第七師団、第一師団、防衛庁長官官房勤務。陸上自衛隊幹部学校教官、第八施設群長、防衛研究所所員などを経て、幹部学校戦史教官室長で陸上自衛隊を退官(陸将補)。1991年より防衛大学校教授。専攻は戦略論、近代日本戦争史
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感想・レビュー

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スカイバニラ

6
1945年の樺太・千島へのソ連軍の侵攻経緯とその戦闘を、日ソ双方の資料から書いた本。樺太・千島(占守島など)の主要部隊の配置図や戦闘経過図もあり、戦いの流れが解り易く解説されています。陸軍の現役部隊だけではなく、警察や現地の住民などで編成された義勇戦闘隊なども戦闘に加わった事、一部の戦闘地域ではソ連軍を瀬戸際まで追い詰めていた事、停戦交渉などの日本軍側の使者が何人も射殺されていた事などは本書で初めて知りました。ある意味ラスト・オブ・カンプフグルッペの日本版です。2010/08/03

月式

3
スターリンが失地回復(上手くいけば北海道北部まで占領)を悲願としていたのが強く伝わる。本来予定に無かった南千島を、日本守備隊ではなくアメリカ軍の存在を気にしながら上陸・占領していく様は、それが現在も続いていることも含め胸がざわつく。2011/10/06

読書小僧

1
参考資料。 文系脳には難しい。 感情が一切ないので、事実が羅列してあればあるほど読みづらい。 しかしエグい。 軍使を射殺とか戦国時代かよっていう。 戦争に負けるっていうのはこういう事なんだよねえ。 2017/03/11

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