目次
1 北一輝・革命思想の核心(日本のナショナリズム;福沢諭吉の西郷論 ほか)
2 その思想的遍歴(明治の佐渡;内村鑑三の影響 ほか)
3 国家改造運動へ(猶存社の三尊;朝日平吾の安田善次郎暗殺 ほか)
4 二・二六事件と北(昭和史のただなかで;昭和のテロリズム ほか)
5 北一輝 革命の敗北(昭和天皇と北一輝の対決;昭和11年2月26日の当日 ほか)
著者等紹介
松本健一[マツモトケンイチ]
麗澤大学教授・評論家。1946年、群馬県前橋・生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学大学院で近代日本文学を専攻。在学中の1971年に『若き北一輝』を発表し話題となる。『白旗伝説』『われに万古の心あり』『日本の失敗』など著書多数1995年『近代アジア精神史の試み』でアジア・太平洋賞、2002年『日本の近代1開国・維新』で吉田茂賞。2005年第8回司馬遼太郎賞。また『評伝 北一輝』(全5巻)により第59回毎日出版文化賞
ふなびきかずこ[フナビキカズコ]
漫画家。1951年、兵庫県生まれ。4コマまんが「きみのものはぼくのもの」「ももこ姫」を雑誌の連載。1991年、読売国際漫画大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MrO
1
あまりにかっこいい生き様。狂気の時代の中でも、まともに考え続け、責任をとるべき人たちが誰一人責任を取らなくても、自分の言説に最後まで責任をとる。すごい日本人がいたもんだなあ。2021/08/20
ダージリン
0
新潟に住んで数年。北一輝が佐渡出身と知って興味を持った。まずはとっかかりでこの本を選んだ。分かりやすく書かれており、戦前の雰囲気を知る上での勉強にもなった。手塚治虫の一輝まんだらのイメージしかなかったのだが、興味深い人物のようだし今後もう少し勉強してみよう。2010/12/26
tkm66
0
趣味・・でも内容はかなり薄かった筈。2009/03/12