内容説明
小早川警視正の義妹で旅行会社に勤める夏木梨香は、出張先の函館の旅館で殺人事件に遭遇する。殺害現場になぜか彼女のネックレスが散乱していたため、あらぬ疑惑にさらされてしまう。一方、姉の香奈は思いがけない場所で別の殺人事件に…。義妹と妻の危機に小早川警視正の推理は。
著者等紹介
斎藤栄［サイトウサカエ］
１９３３年東京生まれ。東京大学法学部卒業。横浜市役所勤務中の１９６６年『殺人の棋譜』で第十二回江戸川乱歩賞を受賞。以来、占術ミステリーの“タロット日美子シリーズ”、社会派推理の“魔法陣シリーズ”、トラベル・ミステリーの“江戸川警部シリーズ”、警察庁特捜班の“小早川警視正シリーズ”などで多くの読者を魅了し続けている
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