内容説明
コーランにつぐ「聖典」、ブハーリーの“ハディース”。本書は『ハディース』（中巻）（１９９４年２月、中央公論社刊）の「婚姻の書」の章から『ハディース』下巻（１９９４年６月、同社刊）の「人生における恵み」の章までを収録したものである。
目次
婚姻の書
離縁の書
養育の書
食物
アキーカ
屠られた動物と獲物
犠牲
飲みもの
病人
治療
衣服
正しい身の処し方
他人の家に入る許しを求めること
祈りの書
人生における恵み
著者等紹介
牧野信也［マキノシンヤ］
１９３０年、千葉市に生まれる。慶応義塾大学の学生時代より、イスラーム研究の碩学井筒俊彦に師事。１９６０年、同大学大学院文学研究科（東洋史学）博士課程修了。６１年、東京外国語大学アラビア語学科創設にあたり、同大学専任講師を経て教授。９３年、杏林大学教授。東京外国語大学名誉教授。文学博士
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感想・レビュー
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ヴィクトリー
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「病人」の「ムスリムを襲う疲労、病気、悲嘆、苦痛、はては刺の一刺しにいたるまで、アッラーはそれらによって彼の過ちの一部を赦される」とのムハンマドの言葉は好きだ。不幸に遭った人に「天罰だ」などと言って、余計悪い気にさせるのでは無く、慰める姿勢がいい。彼の人は基本的に弱者にやさしい人なのだろう。2012/04/05
