中公文庫<br> 弟 徳冨蘆花

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中公文庫
弟 徳冨蘆花

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122038288
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

内容説明

蘇峰・蘆花研究の進むなか、蘇峰に対する誤解と反感には未だ根強いものがある。本書は弟蘆花について偽らざる気持を伝えた蘇峰最晩年の口述原稿。「我弟は天才なり」「然も其の天才が小説を書く作者であつた為に」と、幼時の思い出からその死までを愛情こめて語り、兄弟の確執の真実をも明かす新資料。

目次

祖父蘇峰とその弟蘆花―本書刊行の由来
随想 蘇峰と蘆花
弟 徳冨蘆花
弟を葬る

著者等紹介

徳富蘇峰[トクトミソホウ]
文久3年(1863)、肥後国(熊本県)上益城郡に生まれる。本名猪一郎。徳富家は葦北郡水俣の郷士。同志社中隊。熊本で大江義塾を開き、『将来之日本』を刊行して上京。明治20年、民友社を設立し雑誌「国民之友」を創刊。平民主義を主唱し論壇の旗手となる。「国民新聞」も創刊し、新聞記者としても大成。日清戦後は国権論者に変わり、政治にも関与。太平洋戦争中は日本文学報国会・大日本言論報国会の会長も務めた。昭和32年(1957)死去
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