もし幕末に広報がいたら―「大政奉還」のプレスリリース書いてみた

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もし幕末に広報がいたら―「大政奉還」のプレスリリース書いてみた

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784296111442
  • NDC分類 674
  • Cコード C0034

出版社内容情報

もし、あの時代に「広報」がいたら、日本の歴史は大きく変わっていたかもしれない――。

報道発表後に新たな情報が次々明らかになり、大炎上。事態はさらに悪い方向へ……。
政治、ビジネス、芸能界に至るまで、我々が生きる現代の日本は、広報対応のまずさが目に余ります。しかし、あらかじめ「こうなること」が分かっていれば、もっと適切な対応がとれていたに違いありません。

本書は大政奉還、本能寺の変、関ケ原の戦い、武田信玄の死といった、誰もが知る日本史の大事件を題材に、マスコミ向けの報道発表資料である「プレスリリース」を作成し、企業や組織による情報発信の重要性や広報という仕事の面白さについて解説しました。著者はアップル、そして現在は日本の大手パソコンメーカーで広報部門を率いる現役バリバリの広報マン。日々、手強いマスコミの記者を相手に記事化を働きかける熟練の広報テクニックを武器に、歴史の斬新な見方も私たちに提示してくれます。

客観的な事実の記録と思われがちな日本史ですが、実はある一方の側からの視点(大抵は時の為政者)で綴られているケースが少なくありません。著者はそこに着目し、情報を効果的に拡散させるべく、その時代にマスコミが存在すれば飛びつきそうな新しいアングルでプレスリリースを書き綴っていきます。もし、あの時代に有能な広報マンがいて適切な情報発信を行えば、歴史は全く違った方向に進んでいったかも……収録された抱腹絶倒間違いなしのエピソードからは、そんなロマンの香りすら漂ってきます。

さらに今回、歴史コメンテーターで東進ハイスクールのカリスマ日本史講師として知られる金谷俊一郎氏が監修を務めました。単なるフィクションに終わらない、歴史本としても説得力のある内容で構成されています。

内容説明

武田信玄の死を広報的にごまかしてみる、「本能寺の変」に学ぶ危機対応の原則、坂本龍馬が150年後に向けたプレスリリース…歴史的な出来事を報道発表の視点で描く。

目次

第1章 リスクマネジメント(武田信玄の死を広報的にごまかしてみる;元寇に失敗した元軍の言い訳を広報する;一方的な「忠臣蔵」を吉良家側から情報発信 ほか)
第2章 制度改革(人にはどれだけの土地が必要か;エグい「武家諸法度」はソフト路線で発表する;お手本のような負のループ「徳政令」 ほか)
第3章 マーケティング(源頼朝が編み出したエンゲージメント強化策;超優良コンテンツ『古事記』で『ワンピース』超え;松尾芭蕉を旅行系の人気ユーチューバーに ほか)
第4章 広報テクニック(「刀狩」にプレスが同行したらどうなるか;江戸幕府が一揆について意識調査をしてみたら;ヤマタノオロチ伝説でリリースの書き方を復習 ほか)
第5章 リーダーシップ(井伊直弼、命懸けのコンプライアンス違反;板垣退助“最期の言葉”を広めたのは誰?;坂本龍馬が150年後に向けたプレスリリース ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダミアン4号

45
そんなわけあるわけない。でも、もし本当にあの時代に“広報”がいたら…縄文の昔から戦国、幕末まで…各時代の様々な事件、出来事を当事者側から相手にどう伝えるか…発表の仕方で同じ情報でもイメージががらりと変わってしまう。受け手の印象によっては、その後の展開も大いに変わったであろう事を推測すると…歴史は変わっていたのかも知れません。史実云々より広報の力、報じ方がいかに大事な事なのかを教えられた気がします。リスクを回避し、責任の所在を有耶無耶に…どうにでも取れる玉虫色の表現…逃げ道…んっ?これ…今の政治家の答弁か?2023/11/01

re;

40
プレスリリースのお勉強にもなる歴史本。PRに落とし込むことで、簡潔かつ魅力的に抽出されていく日本史上の事件や人物がおもしろい。義経の弁明PRを弁慶がやってたり、甲冑協会(架空)がベストドレッサー賞発表してたり。まあ史実織り交ぜた妄想日記という感じで、お勉強本にありがちな謎のマウント毒とかもなく非常になもむ一冊。「金印」紛失に関するご報告。とか松下村塾が『吉田メソッド』で塾生募集とか、ご恩と奉公の<エンゲージメント型政府>発足。とかw広報初心者でまずPRとはみたいなことがおおまかにゆるくわかる内容。2023/10/17

てつのすけ

36
歴史上の出来事をプレスリリースにし、その内容も、少し面白く作成されている。 学生時代、誰もが学んだことのある出来事なので、どのプレスリリースも理解できる。 続編を期待したい。2022/06/25

タルシル📖ヨムノスキー

27
「歴史×広報」というかなり変わった切り口の本。広報の仕事をしている人だったら参考書的な読み方が出来るかもしれないが、そっちの知識はまったくないので、純粋なエンタメ本として堪能。歴史的事実を広報の視点から、リスクマネジメント、精度改革、マーケティング、広報テクニック、リーダーシップの5章に分けて解説。自分はごく普通の消費者なのでいわゆる「プレスリリース」を目にすることはないけれど、情報がどういう目的で、どういう手段で発信されているのか少しだけ分かった気がする。「面白い入口、意外な出口」という言葉は目から鱗。2022/11/16

もっぱら有隣堂と啓文堂

23
家人のご相伴。著者の専門である広報と歴史を掛け合わせた視点が独創的。ビジネスと日本史のハイブリッド本なので職場生活への示唆に富みつつ、取り上げられた事件のおさらいにもなる。リスクマネジメントとして、本能寺の変や池田屋事件での危機対応の5大原則(謝罪、事実関係、原因・経緯、影響、対応・再発防止)は肝に銘じたいところだし、廃藩置県FAQでのQはそうあってほしくないことを想定せよもそう。墾田永年私財法や鎌倉幕府の制度案内、大仏造立アンバサダー行基、刀狩プレス同行ツアーのあたりのメリットの説明はかなり笑えて面白い2022/02/12

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