内容説明
第二次世界大戦の無条件降伏とバブル経済の無残な敗戦…。戦後相次いだ不可解な事件を詳細に検証しつつ、戦後政治の有り様を徹底追求する。いま直面する危機から脱出するために、日本はなにをすべきなのか。長年にわたりジャーナリズムの第一線で活躍してきた著者による日本再生への提言の書。
目次
皇居地下壕の御前会議
誤訳で護持された国体
五・一五、二・二六事件と軍部
近衛文麿の日米交渉
ルーズベルトとチャーチルの洋上会談
日本に先に直撃させよ!
昭和天皇とマッカーサー元帥
近衛が書いた新憲法草案
カオスの中から誕生した日本の政党
総選挙に勝って追放された鳩山一郎〔ほか〕
著者等紹介
大森実[オオモリミノル]
1922年、神戸市生まれ。1945年、毎日新聞大阪本社に入社。ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を経て、62年、外信部長。66年、退社。大森国際問題研究所を設立、週刊新聞「東京オブザーバー」を創刊。以後、フリー・ジャーナリストとして活躍。UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)の常任理事と歴史文学部教授を勤めた。UCLA国際ジャーナリスト賞、ボーン上田国際記者賞、日本新聞協会賞等を受賞
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