内容説明
太平洋戦争はいかに無謀なものであったか。学問と自由を拒否し、戦争に邁進する国家とはいったい何であったか。海軍予備学生として大学・専門学校を繰上げ卒業し、また学生生活を中断させて参加し、生と死の狭間にあって暗い時代を精一杯生きた、若き学生出身予備将校たちの真実の叫び。
目次
ファシズムの足音
ファシズムと大学
開戦前夜
海軍第一期兵科予備学生
連合艦隊司令部の危機
海軍第三期兵科予備学生
海軍第十四期飛行予備学生
飛行訓練・通信訓練教程
第八〇一海軍航空隊
第十四期飛行予備将校の戦い
本土決戦
敗戦と予備学生