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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
5
再読。タイトルのように、同じ物語をエドナン、ウォルフ、アネットの視点から描く。かなり実験的なのに何の違和感もなく、同じような試みを私は知らない(知らないだけであるのかも)。当時ブレーンだった増山氏の頭の中にある物語を竹宮さんが漫画にしたという。それぞれの息子の物語も収録。時間を置いて続編を描いていただけるのはファンにとって嬉しい。2019/03/17
琴咲@漫画
1
ウォルフがいなくあった後も彼の存在はずっと物語の中で輝き続けていて、彼が主人公なのだなぁと強く思った。2009/11/17
Mariamaniatica
0
竹宮先生がこの作品により、音楽に目覚めたとおっしゃる力作。 確かにこれより先に連載されていた「風と木の詩」も音楽院が舞台とはいえ初めは単にディテイルに過ぎなかった。が、この短編と交互に描くことにより、あの作品も多分音楽通の方も納得の出来栄えになっていったと思う。 私は「風と木」よりもずっとこちらが好きです。竹宮先生の描く、自分の感情を押し殺した生真面目な少年・・・いたいけさにジーンとくることがしばしばあります。ああいく子供を描くのは本当にお上手ですね。BL要素もあるし、私は基本BL系は読みませんが、美しい2011/08/10