中公文庫<br> 新版 江戸から東京へ〈7〉深川(下) (新版)

中公文庫
新版 江戸から東京へ〈7〉深川(下) (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 394p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122033825
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C1121

内容説明

花柳気質の粋をもって任じた辰巳芸者、いなせな鳥追娘、娘義太夫の流行を始め、『梅暦』の為永春水と『偐紫田舎源氏』の柳亭種彦、寺門静軒の江戸払いなど、天保の改革に揺らぐ辰巳の里を中心に、深川江戸ッ子の風俗と生活を物語る。

目次

都の辰巳猫が住む
辰巳芸妓の特色
いなせな鮨売り
姿に生きた鳥追娘
唐桟はハイカラ趣味
ハオリと深川料理
『梅暦』に殉ぜし春水
娘義太夫と天保改革
唐津から浜松へ
睨まれた庭師〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

読書実践家

6
江戸の髪風俗、樽廻船と檜垣廻船の競争の末、後者の後退。火事が起きた時に延焼を防ぐために、運命共同体としての助けあい精神と人情。江戸の土壌が根本から明らかになる。2015/12/31

にゃん吉

0
深川後編。洲崎、辰巳芸者の心意気。天保の改革関連の話に相当の頁が割かれ、教科書では、奢侈の禁止、倹約の一言で括られるだけの、戯作者や役者などの受難の実態が詳しく触れられています。伏見義民に胸が詰まり、奈良茂の栄枯に感慨深く、江戸っ子金次郎の生涯は、読み終えて清々しい。 2018/11/20

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