感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
3
1982年頃単行本を購入して読了。これまでの登攀の思い出以上に、著者の山に対する思いや山に逝った仲間の思い出、などを綴っている。名文家ならではの読みやすい一冊。
Satoshi
1
小西氏の半生をエッセイ風に記した構成となっているが、マッターホルン北壁やグランドジョラス北壁のような過酷な登攀は描かれておらず、家族との関係や仕事のことなど鉄人の日常が分かる作品である。次々と登山仲間が遭難死するのは驚かされるが、過酷な自然と戦う紀行文でない分、物足りなさを感じる。2015/02/24
ressenti-man
0
軽めのエッセー集で、著者の本の中でも楽しく読めるもののような。2014/07/28
Shoichi Kambe
0
*あんな苦しい思いをして、多額の金をつぎ込み、貴重な生命をかけてまで、山になぜ登るのかーと改めて問われても、僕には山を知らない人になるほど理解させる説明はできない。 40-頂上へ登るからにはバリエーション•ルートでなくてはプライドが許さない。エベレスト南西壁 *山岳同志会。…遭難同志会…平均すると一年に一人遭難 *椎間板ヘルニア。山好きの男が山へ登れない…退屈の末、山の本でも読むか…アルプスやヒマラヤへの夢がわき… *山岳同志会。30~50人入会。1年目の終わりには3.4人になってしまう。2022/02/21