内容説明
百年戦争の只中、１５世紀初頭に、フランスの一農村の少女が神の啓示を受け、祖国の解放のため起ち上った。多くの奇蹟を巻き起し、数奇な運命に翻弄された末、宗教裁判で火刑に処せられる―。死後四百年以上のちに、はじめて聖女に加えられるまでの、オルレアンの少女、ジャンヌ・ダルクのすべてに迫る。
目次
序章 示現の機
第１部 使命の達成
第２部 苦節の道程
第３部 殉教の日々
後章 不時の列聖
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤坂ナイン
2
なんと言ってもジャンヌを弾劾した聖職者達がジャンヌに対して法王や司教を信仰しないのか？ と聞いたときにジャンヌがまず何よりも神を信じるのだ。と答えた事は痛快の極みである。ジャンヌ・ダルクがシャルル王に会い、幾度かの闘いを経てイギリス勢力によって処刑されるまでを克明に追った良書。オススメオススメ。2010/11/09
lovejoy
0
★★★★2019/04/23
