出版社内容情報
血で血を洗う暗闘の場と化していた大和王権中枢部。そこへ登場した初の女帝推古天皇と摂政聖徳太子は国際情勢を見据えつつ、国内改革を大胆に推進する。
内容説明
超越的存在に成長した王権中枢部は血で血を洗う暗闘の場であった―。初の女帝推古天皇と摂政聖徳太子は積極的に国際社会へ乗り出しながら国内の改革を大胆に推進する。
目次
序章 女帝誕生
第1章 聖徳太子の改革
第2章 蘇我氏の専横
第3章 大化の改新
第4章 皇極天皇重祚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
この巻は比較的日本史の教科書で書かれているところなのでさらっと読んでしまいました。推古天皇と聖徳太子、あるいは蘇我一族の横暴を止めた大化の改新などの場面が描かれています。石ノ森さんのコミックを見ているとその人物が好きか嫌いかわかるような感じで描かれている気がしました。2018/01/06
やま
97
マンガ 日本の歴史〈5〉隋・唐帝国と大化の改新 1997.04発行。字の大きさは…小。 マンガで日本の歴史を描いたものです。 此度、六世紀末から七世紀半ばにかけては、社会との溝を深めた大和王権が、国際的緊張を逆手に取って、律令国家への道を歩みだす時代です。 そして592年に崇峻(スシュン)天皇が蘇我馬子に殺され、推古天皇が即位し、最初の女帝となる。それから663年に、朝鮮半島白村江で行われた日本・百済連合軍が唐・新羅連合軍に大敗する白村江の戦までです。 中国では、陳を滅ぼし隋が中国統一します。🌿続く→2021/03/12
どぶねずみ
36
大化の改新はなぜ起こったのか。言葉や年代は機械的に覚えていても、蘇我馬子、蘇我蝦夷の私物化政治が行われていたということすらピンと来なかった自分が恥ずかしい。こんな政治を変えるべく彗星のごとく現れた聖徳太子だったが、3人の妻がいても長生きできず、もはや子孫すら絶たれてしまったようだ。この時代は政治が不安定だったために、外交も盛んにしようと努めたが、それほど成功せず?ってところだろうか。2020/11/22
Vakira
28
やっと歴史で習った知ってる人物が徐々に登場。おお~聖徳太子。中大兄皇子、中臣鎌足。蘇我入鹿を討つ。大化の改新ジャ~ 645年 むしごろし って覚えた記憶。当時はかなり現在の中国、韓国と交流がある。唐・新羅連合に対抗する百済に応援を送って日本・百済連合だ。しかし 北九州の方が百済に近いのになぜに奈良に都を置いたか疑問。その解は次号かな。2018/11/06
ROOM 237
12
大化の改新かァ、ぼんやりと習った記憶が遠い遥か銀河の彼方に。庶民の旧来の風習などが愚俗とみなされ廃止とあり、ちょっと寂しい。お墓もコンパクトに。斉明天皇は女性だけど、百済援護のために船に乗り込んで現地へ行ったんか!強い!推し天皇ドラフト入り。蝦夷が大和朝廷に2秒くらいで制圧されとったけど、どして無抵抗だったの…大らかなの?ハト派?2019/12/05