内容説明
各界を代表する対談者を迎え、経済界屈指の文化人、昭和電工名誉会長・鈴木治雄のあたたかな人柄が引き出す昭和の舞台裏。
目次
ウナギ、スッポンの効果“明治は三十八歳”(福田赳夫)
お見合いの席でペロリ、大食漢といわれて(吉永小百合)
志賀先生に叱られたり意地悪されたり、一緒に麻雀したり(阿川弘之)
患者に“牢獄”でなく“有終の医療”を(日野原重明)
百歳真近、女性解放運動闘士の快気炎(加藤シヅエ)
東京生まれ、東京育ちの愉快な関西礼讃(伊部恭之助)
友人が届けた芋で“フジヤマのトビウオ”に(古橋広之進)
谷崎、荷風―若くして大文豪に鍛えられた(嶋中鵬二)
相撲ファン、陶器が好きなシラク大統領(磯村尚徳)
六十一年間、日本で伝道、広島で被爆して(チースリク神父)
歴戦の勇士は妖艶な女形に(中村雀右衛門)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
11
なぜか下巻から読んでしまったが。 かなり読み応えのある本。昭和生まれだからそう感じるのかもしれない。 著者は、キャラ的には今で言ったら、ライフネット生命の創業者の出口さんとか、あるいはホリエモンとかそんな感じに、個人的に感じた。 いやいやホント面白い!2019/06/21
井坂 茜
1
特に興味深かったのは、日野原重明さん、嶋中鵬二さん、磯村尚徳さん、チーリスク神父との対談。死への尊厳、三島由紀夫の頭の良さ、フランス文化、日本のマスメディアを毒する3つのS、広島で被曝したドイツ人神父、など。2014/10/12