内容説明
武士道という不条理な封建制度の掟から逸脱した者たちの運命をたどり、平穏な人生に用意された無気味な陥穽に焦点をあてた、清張文学初期の傑作集、全八篇。
感想・レビュー
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星落秋風五丈原
15
武士道という不条理な封建制度の掟から逸脱した者達の運命を辿り、平穏な人生に用意された無気味な陥穽に焦点をあてた初期の傑作集。松平忠輝が慶長11年大坂との戦に赴く途中、追い抜こうとした二騎にカチンときて、斬ってしまえと言う。よってたかって二騎を斬ったこの事件が、家康の耳に入り、下手人を出すよう言われる。犯人は逃げてしまい、身替わりで3人を捕縛する事に。3人を縄打たせる事にしたのは小沢。しかし、3人のうち堀口が異義を唱え、出奔してしまう。2003/07/04
あーさん☆最近登録者数が無い本ばかり…(╯︵╰,)
3
武士道?(; ̄Д ̄)?2017/08/02
きよふふ
0
「蓆」徳川家の御茶壷道中、こんな文化があったとは馬鹿々々しい。 家光が創めて、吉宗の時代に簡素化されたが慶喜までの250年にも渡って行われたらしい。与一郎にナイスをあげたい。2014/05/17