内容説明
世紀末イタリア社交界の寵児にして、救国の英雄詩人ダンヌンツィオ、この異教的で耽美的な超人主義者と三島由紀夫の運命的“符合”を語り、天才文学者の謎に迫る。小説より面白い評論の可能性を実証した画期的三島由紀夫論ほか、傑作エッセイを収録。
目次
ダンヌンツィオに夢中
誰がパンを焼くのか
カナリヤが殺されるまで
すべては仕事すべては遊び
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
傘緑
48
『ダヌンツィオに夢中』その名の通りの筒井康隆の三島由紀夫論である。所々で入る筒井の「笑ってしまう」という率直な意見。思い起こすのは呉智英が親交のあった水木しげるについて「(ラバウルで)戦友たちは食料も薬もなく、ここで死んでいった…自分だけ、今では何でも食べられて生きている…そう思うとですなぁ、愉快になるんです」という生命讃歌の大哄笑、遠慮も臆面も配慮も一切なく死の前に笑い転げる水木の生の力強さを伝えている。そういった三島の対極にある健全さ、健康さが筒井のこの「笑ってしまう」という言葉に込められている(→)2017/09/24
がんぞ
2
改元前後。24巻の全集刊行中。二十数年来一日二、三枚。裕仁天皇の崩御によって講演を中止させられた著者の怒りは半端でない。筒井康隆はマルクス(兄弟)主義。ブラックなユーモア。全作品をビデオで所有。映画館でも見ている。「俺なんかとは関わりなく純文学にはしっかりやってもらいたい」2012/05/25
てつじ
1
三島由紀夫もほとんど読んでないなあ 読みたい本が増えて胃が痛い2014/06/23
S.Yamamoto
1
筒井康隆のエッセイ集。初めてですが面白い文を書きますね(^^)2012/11/12
おどやまおどす
1
1996
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