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出版社内容情報
プロシアの小貴族の娘が、自らの意志と才能でロシア帝国の皇帝として君臨した――。権力闘争と愛欲に生きた女を絢爛華麗に描く長篇歴史ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
77
夫相手にクーデターを起こし、皇帝の座に就く。んでもって夫を殺害。先代の皇帝時代から背いた者は幽閉されたりシベリアに送られたりと血なまぐさいなあロシアは。軍服着た女性が白馬に乗って颯爽とする場面はやはりベルばらを思い出して胸アツ。先代の皇帝の血を引いていないのが明らかであっても、公位継承者にはなるのか…2021/06/16
つーこ
14
大きな大きな人生の分岐点。ここで別の道を考えることができたら、彼女は女性として人間としての幸せを手に入れることができたのかもしれない。だけどエカテリーナの王座への 執念が、そんな別の道を自ら遮断してしまう。そしてクーデターの後、ついに王冠を掴む。軍服に身を包んだ騎馬姿はオスカル様!?と見間違えるほどに勇ましい。2018/09/22
かおりっくま
10
病院本。これであの病院の本は読み尽くしてしまった。今度から持参せねばなるまい2019/09/17
ちゃいみー
9
夫ピョートルへのクーデター、そして女帝についに登りつめるまで。エカテリーナは物凄く人望ある人だったことを初めて知った。本人が行動しなくても、周りの人たちが彼女を助けようとする。読後、史実を調べてみたらポチョムキン、スタニスワフなんかと色々あるみたいで、これから読む次巻も面白そう。楽しみ。2019/08/31
ミナ
7
ロシア人の血を一滴もひかない女性がついにエカテリーナ二世として即位。綿密に考え抜かれた計画を一段、また一段と慎重に自分の力で歩んだ末に掴んだ王冠!ピョートル三世のプロシア贔屓にみんなうんざりして「我らが母エカテリーナ!」と迎えたはずなのに早速、血筋でないから「道理」ではないと言い始める。人とは理不尽なものだ。2016/11/17




