内容説明
言語学者、オリエント学者として知られる著者が、歴史的遺産を抱え込んだ辺境とされる地域を訪れ、自身の研究の跡をも辿る。アンコール・ワツトから南太平洋を経てアメリカ大陸を北上、さらにアフリカ、地中海諸国、中東、中央アジアへ―異文化の比較、独創的な関係書の紹介を試みつつ、それぞれの文化の古層を探る、知見の書。
目次
1 密林のなかの遺跡
2 ある言語学者との出会い
3 クラとコン・ティキ号
4 南十字星の下に
5 エル・ドラドの発見
6 誰がアメリカを発見したか
7 最初のアメリカ人
8 古代のアメリカ再説
9 「アフリカの年」前後1〔ほか〕