中公文庫<br> 秘境西域八年の潜行〈下〉

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中公文庫
秘境西域八年の潜行〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 657p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784122017733
  • NDC分類 292.28
  • Cコード C1136

内容説明

青春のすべてを埋め尽くした戦争は終った。ヒマラヤ越えで痛めた傷も癒え、住み慣れたカーレンポンをあとに、ラサに向け旅立つ。本格的な仏教修行のためレボン寺に籍を置いた著者は、猛烈な語学の学習のかたわら、学問寺の組織、ラマの生態を余す所なく伝え蒙古人ラマとしての信頼を獲得、ようやく平隠な時を持つ。しかし日本人同志と秘境西康省踏査の協力を約し、再び巡礼の旅へ。そしてインド、ネパールを遍歴する。

目次

チベット後篇
西康篇
インド・ネパール篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HH2020

3
◎ この古びて日の目を見そうにもない本が図書館で順番待ちになろうとは思いもしなかった。この本はじつは遠い昔に読んだことがある。といってもあまりの分量に途中で投げ出してしまったのだが。今回再び読むことにしたのは、今話題の沢木耕太郎の小説がこの本を下地にしていると知ったからである。私と同じ動機の人が少なからずいたのだろう。それにしても日本が大陸への侵攻を画策する中、たった一人使命に燃えて八年間もの長きに渡り中国奥地を踏破した著者の知力体力精神力には感嘆するしかない。さあこれで「天路の旅人」を読む準備はできたぞ2023/03/03

ほんままこと

2
3巻を古本で購入。凄い本、凄く面白い本!昭和18年に蒙古を出発して、徒歩で青海省、チベット、インド、ネパール、ブータンなどをモンゴル人のラマ僧と偽って探索旅行をした日本人西川十三の旅行記。最初は日本軍の密偵として出かけるのだが途中で日本の敗戦を知り、それでもアジア大陸を西へ西へとほとんど無一文になりながら進んでいく。何よりも身長六尺(180センチ)で病気をしない身体、ヒマラヤを7回も越えている。そして何カ国語もマスターしてしまう語学能力、そしてコスモポリタンな人を愛する心があってこそ可能だったのだ。2021/11/24

金木犀

0
持ち帰り2008/01/03

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