中公文庫<br> 隠れた秩序―21世紀の都市に向かって

  • ポイントキャンペーン

中公文庫
隠れた秩序―21世紀の都市に向かって

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 214p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015975
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C1152

内容説明

日本の都市が、西欧に比べて一見無秩序にみえながら、活力と柔軟性に溢れている秘密は何か―西欧都市が「形式」を中心とするのに対して、わが国ではその「内容」が重視されるのは、目にみえない「隠れた秩序」があるからではないか。建築家の目で21世紀の都市の可能性を探るアイデアに満ちて新・東京論。

目次

第1章 建築の外観について(パリで考える;トンガで考える;遠目の建築・近目の建築;中国―東洋のなかの西洋)
第2章 外観の曖昧性について(輪郭線の曖昧性;アメーバ都市―隠れた秩序;足算と引算の形態―部分と全体;緑化の哲学)
第3章 内部の空間(天井高;陰翳礼讃―陰と陽;変貌の寝室都市;半公共的内部空間または半私的外部空間;21世紀の木造都市)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKAO

0
建築の一般教養としてのレベルが西洋社会と比べると日本人低すぎるのか、平成以降後世に残したい建物が思いの外少ない。日本はアジアの端(政治的にも)なので、但し、これから良い意味での土着意識の変化がある様な気がする。2015/11/06

わたる

0
1998年に文化勲章を受けた建築家による都市論・建築論。無秩序に見える我が国の都市は、西欧の都市が「形式」を重んじるのに対して、その「内容」を中心に形成されている。日本の伝統的な建造物が明確な輪郭線を持たないのは風土によって培われた特徴であり、これが東京を、「部分」が次々と発生してくる「アメーバ都市」たらしめている(中国は「全体」重視型)。というもの。各「部分」の整備が「亜全体」を作る。面白かった。ただ著者が言うほど西洋と日本の対比は単純ではなく、時間的・地域的にどの範囲まで適用できるかを考えたい。2013/04/05

michi

0
★★★☆☆2018/05/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2499484
  • ご注意事項

最近チェックした商品